ヒゲ脱毛前の「NG行為」とは
脱毛は、高出力の光やレーザーによる熱エネルギーで毛を作る組織である毛乳頭を破壊する事により毛を生え辛くする施術のため、万が一肌のコンディションが悪いと、予期せぬ火傷や肌荒れといったトラブルを巻き起こす事があり、
脱毛前は肌の状態を特に気にする必要があります。
当ページでは「脱毛前の禁止行為」についてご紹介していきたいと思います。
禁止事項の代表例
肌へ深刻な影響を及ぼす可能性があるとして施術が断られるケースもあるNG行為として、 “日焼け”と“飲酒”の2つが挙げられ、「ちょっとくらいなら大丈夫でしょ?」という甘い考えを持っていると、 深刻な肌トラブルや施術が先延ばしになってしまう恐れがあります。
日焼けがNGの理由
結論から言うと、レーザー脱毛・光脱毛を行う際に日焼けがNGとされているのは、
肌が乾燥状態にあるためです。
乾燥状態の肌にレーザーを照射するとさらなる乾燥肌化を引き起こし、かゆみや痛み、火傷により、
肌の状態を著しく悪化させてしまう可能性があります。
また、レーザーは黒い物を毛と認識し、自動的に照射を行う仕組みのため、
黒い肌を毛と勘違いし、誤射を誘発する危険性を高めます。
なお、逆に白い肌の場合、黒くなっている部分がしっかりと認識されるため、
肌が白ければ白い程効果が高くなります。
つまり、「白い肌>黒い肌」となり、
“効果面”で見てもデメリットと言えるのです。
日焼けした肌がターンオーバーし、日焼けをしていない新たな肌が再生されるまでに2~3か月程掛かると見られますので、その間は髭脱毛が行えなくなります。
ちょっとした日焼けなら大丈夫と思っていても、クリニックやサロンの判断基準でNGになる事は十分に考えられるのです。
必ず日焼け対策を行う
日焼けをする恐れがある場合、日焼け止めクリームや遮光の帽子・サングラス等を用いて、
しっかりとスキンケア・日焼け対策を行う事が大切です。
脱毛が完了するまでは、日焼けに対して敏感になるぐらいがちょうど良いでしょう。
飲酒も髭脱毛の大敵
日焼けほど肌に直接のトラブルを巻き起こすという訳ではありませんが、脱毛前の飲酒にも注意が必要です。
理由は、アルコールを摂取する事で身体の血行が良くなり、肌が敏感な状態になるためです。
肌が敏感な状態だと、
レーザー照射により痛みやかゆみを感じやすくなり、また、肌の乾燥により
レーザー脱毛の効果が弱まる傾向もあります。
また、飲酒によって肌が赤くなってしまうと、前述した「日焼け肌」と同様に、毛の認識能力が低下し、効果まで落ちてしまう可能性も考えられますので、
飲酒している状態での施術を禁止しているサロンやクリニックがほとんどです。
どれくらい前の飲酒ならOK?
一概には言えませんが、基本的にアルコールが体内から完全に抜けている状態が望ましいので、
髭脱毛を行う24時間前から飲酒を控えるのが良いでしょう。
早い人であれば10時間程度で抜けてしまうでしょうが、肌の状態を普段と同じにするのであればやはり丸1日は禁酒するべきです。
なお、「脱毛後」も原則として飲酒は禁止事項とされています。
アルコールによって血行が良くなった結果、
肌が火照り、痒み・腫れ・痛み等を引き起こす可能性があるためです。
脱毛の前後24時間、合計48時間はお酒を控えるのが理想的です。
油断は禁物!早めの事前対策を
髭脱毛の準備は早い事に越したことはありません。
前日はもちろん、数日前からしっかりと肌のコンディションを整えるのが望ましく、
普段太陽の光を浴びる事が多い人や飲酒する習慣がある人は特に気を付けなければなりません。
施術が数か月後にずれこんでしまうと、永久脱毛というゴールへの
スケジュールを大きく乱してしまう恐れがありますので、
しっかりとした事前対策を行うよう心掛けましょう。