永久脱毛=ツルツルとは限らない?!

永久脱毛は、残念ながら文字通り“永久に生えて来ない”という訳ではありません。
事実、永久脱毛をしたヒゲでも数年後にはうっすら生えてくるという声が上がっており、その効果を疑問視する声もあります。
永久脱毛の基準や定義について解説したいと思います。

永久脱毛の基準について

バツのジェスチャーをする男性

永久脱毛と聞くと、二度と髭が生えて来ない印象を持ってしまいますが、実は完璧な脱毛を示す言葉では無いのです。
脱毛サロン・脱毛クリニックは何をもって永久脱毛を指すのか?
法的見解から根拠を調査したところ、以下の通りとなりました。

法律上「永久脱毛」という言葉は無い

日本の法令で「永久脱毛」をはっきりと定義したものはありません。
サロンやクリニックでは以下の二つを根拠としているようです。

①電気脱毛協会の「永久脱毛」
脱毛施術1カ月後の時点で、毛の再生率が20%以下

②FDA(アメリカ合衆国食品医薬品局)の「永久脱毛」
・いくつかのセッションを含む治療後に再成長した毛の数が長期的に安定して減少すること。
・体毛の再生数は、毛包(hair follicle)の完全な成長サイクルの持続時間(それは身体の位置によって、4カ月から12カ月まで異なるが)より長い時間安定していなければならない。
・恒久的な体毛の減少は必ずしも治療領域でのすべての体毛の除去を含意するというわけではない

見て頂ければ分かるかと思いますが、非常に曖昧ですよね!
①は「20%以下」という目安があるためまだ理解可能ですが、②に関してはざっくりし過ぎており、はっきり言って何の指標にもなりません。
日本では主に①を用いる事が多いので、「4/5程減った状態=永久脱毛」と考えて頂いて問題なさそうです。

過信は禁物

脱毛前のチェックリスト

上記①(電気脱毛協会)の永久脱毛の定義は「1か月以内に」という文言が入っています。
従って、1か月以内に4/5が生えていない状態で、2か月後に半分以上が生えてきてしまったとしても、それは同協会の云う“永久脱毛”に当たってしまうのです。
これはほとんどの人が知らない事実であり、永久脱毛という文言のみでサロン・クリニック等を決めてしまうと後々後悔するという可能性をはらんでいる事を意味します。
基準をしっかりと認識し、体験・お試しキャンペーン等でまずは効果を確かめてからプランを決定するようにしましょう。

“永久減毛”に移行しつつある

永久脱毛は消費者を誤認させてしまう恐れがあるとして、最近では「永久減毛」という文言を使用する脱毛サロンや脱毛クリニックが増えています。
永久脱毛なのに毛が生えて来るのは確かに違和感がありますので、効果をより的確に表現している「永久減毛」の方が確かにしっくり来る気がしますね。
いずれにせよ、定義・文言ともに統一して頂きたいものです。

永久脱毛の全面的なアピールは危険

前述した通り、大切なのは永久脱毛の定義を事前にしっかりと確認し、時間かけて髭を減らしていくのだと理解することです。
この定義について事前に説明してくれるクリニックやサロンであれば、良心的な対応をしていると判断して良いでしょう。
逆に二度と髭が生えて来ませんと断言するクリニックは、誇大広告で顧客を誘引しているか悪質な担当者かのどちらかに該当する可能性が高いので注意が必要です。

本当に“永久”は現代の技術では無理?

技術力のイメージ

生命力の強い髭の場合はレーザーで毛乳頭を破壊しても再生して生えて来てしまうケースが多く、残念ながら現代の医療技術では永久に生えて来ないという保証はありません。
一度の髭脱毛で生えて来なくなる人もいれば、何度やってもしぶとく生えて来る人が居ますが、「必ず生えて来なくなる」という技術は確立されていないのです。
個人差もあるので、こればかりは実際に髭脱毛を試してみる必要があります。

“減毛率”の方が重要

減毛率のイメージ

「1ヶ月後の再生率が20%以下」という曖昧な表現よりも、“一体どのくらいの毛が減るのか?”に着目した「減毛率」の方が重要です。
医療脱毛の場合、1回の施術で減毛率20%と言われており、単純に概ね5回で完了するという計算になります。
これはレーザーが効きやすいと言われている「成長期にある毛」の割合が20~30%程度と考えられているためですが、1度の髭脱毛でしぶとく再生したとしても、2度3度髭脱毛を繰り返せば再生する確率はどんどん下がって行きます。
気長にコツコツと続ける事で髭が薄くなっていき、お手入れは徐々に楽になり、ツルツルな肌となっていくのです。
「永久」という言葉に惑わされず、減毛率に着目してクリニックやサロンを選んでみてはいかがでしょうか。